茨城県 日向廃寺跡|平等院を映した、多気一族の阿弥陀浄土
夏草に沈んだ平地に、礎石がぽつりと二つ、三つ。標高はおよそ三十メートル、南へゆるく落ち、北へ高まる段丘の途中である。背後には筑波の山塊が控え、眼下に北条の町が広がる——水が引ける緩斜面、人の集まる要の地だ。
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