東京都 高尾山薬王院|百八の石段を踏み、六根を清める天狗の山 杉と照葉樹に閉ざされた谷筋、雨に濡れた落葉を踏んで登る参道の途中に、この一群は置かれている。まず土地から読む。ここは高尾山、多摩の丘陵が関東平野へ落ちていく縁で、標高六百メートル足らずの独立峰でありながら、古来「聖なる山… 2026.10.11 東京都
東京都 高尾山薬王院(有喜寺)|修験の峰に残る、古い層と新しい信仰 霧が稜線を舐める朝、石段を上りきると、緑釉の甍と唐破風の下に、真っ赤な天狗の面が睨みをきかせている。ここは高尾山薬王院有喜寺——だが名を読む前に、まず山を読もう。 高尾は関東平野が武蔵の丘陵へせり上がる境の山だ。 2026.10.11 東京都