毘沙門天種子板碑[Other]
📍 日本、〒300-4231 茨城県つくば市北条404−6 2026-08-25
— Verbatim text of the origin-board (Japanese, as legible)つくば市指定
工芸品
毘沙門天種子板碑
昭和五十四年一月二十三日指定
毘沙門天は北方の守護神として尊崇され、四天王の中では持国天・増長天・広目天と並んで、多聞天の名でよく知られている。また密教では福徳財富の神として崇拝され、そのため近世には、七福神の一つに数えられて広く庶民の信仰するところとなった。
その像容は甲冑を着け、右手に宝棒を持ち、左手に宝塔をかかげるのが通例である。
本碑は毘沙門天のお姿そのものを彫ったものではなく、その種子(密教で仏や菩薩の持物を標示する古代イン…
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つくば市指定
工芸品
毘沙門天種子板碑
昭和五十四年一月二十三日指定
毘沙門天は北方の守護神として尊崇され、四天王の中では持国天・増長天・広目天と並んで、多聞天の名でよく知られている。また密教では福徳財富の神として崇拝され、そのため近世には、七福神の一つに数えられて広く庶民の信仰するところとなった。
その像容は甲冑を着け、右手に宝棒を持ち、左手に宝塔をかかげるのが通例である。
本碑は毘沙門天のお姿そのものを彫ったものではなく、その種子(密教で仏や菩薩の持物を標示する古代インドの文字)を彫出し、上部に毘沙門天の持物の宝塔を刻するものである。
毘沙門天の種子はベイシラマンダヤといい、この種子を巧みに形象化し、その流麗な整った書体は美事である。上部の宝塔も基礎低く、仰蓮の上に形の整った塔身を安置する。笠は軒反りがゆるやかな弧を描き、九輪の一輪一輪を円弧で彫出するなど、細部にまで意を用いる。塔身の種子はタラークであり、これは宝塔に内蔵する如意宝珠をあらわしている。
製作年代は鎌倉時代と思われ、工芸史からみても当代の傑作といえるだろう。
雲母片岩、高二七〇cm、幅八二cm、厚一四cm
平成二年十二月設置。平成二十四年九月竜巻被災から復旧。
つくば市教育委員会