神社

茨城県

六所大神宮|六柱を祀る筑波の里宮

名より先に、土地と水を読む。ここは筑波山の南西麓、字を「神郡(かんごおり)」という――文字どおり「神の郡」、古代から筑波山の神に捧げられた神領(神郡)の地だ。
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新魂宮|筑波の杜、六神の荒魂

まず地形から読む。GPSは筑波山の南麓、臼井の傾斜地を指す。石段が幾段も続き、杉と広葉樹の混じる深い杜のなかに、石の鳥居・石祠・社号標が点在する——これは一社の本殿ではなく、山の斜面に散らばる摂社末社の群れだ。
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六所皇大神宮霊跡地|天照の御腰掛石が宿る、筑波南麓の元宮

杉と檜の立木が天を刺す斜面の途中に、赤い欄干の石段が二筋かかっている。標高はおよそ六十六メートル、南と西へ土地が落ち、北と東へせり上がる——谷の口を見下ろす段丘の縁だ。
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蔵王神社|筑波山麓の蔵王権現

まず土地から読む。ここは臼井、筑波山塊の南麓に続く丘の中腹だ。石を積んだ段が幾重にも組まれ、苔むした階の上に朱の小社が座る——この「登る」造作そのものが、名より古い山岳信仰の化石である。
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六社神社|泉村の杜に眠る六柱、名を伏せた鎮まり

まず土地から読む。ここは泉と呼ばれる一帯の縁だ。杉木立に囲まれ、参道の落葉は幾層にも積もり、石の鳥居は苔を纏って傾ぎ、注連縄の名残が風に細く垂れている。
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八巻神社|村の名を負う、山木の里の鎮守

まず土地を読む。ここはつくば市山木、筑波山塊の南に連なる宝篋山の裾に抱かれた小さな集落だ。斜面を刻む沢は桜川の水系へ落ち、やがて霞ヶ浦へ注ぐ。
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船宮神社|船宮神社——水辺の丘に祀られた風と海の神

まず土地を読む。杉木立の丘が、黄金に実る田を見下ろして立つ。祀られる神々の顔ぶれがそれを示す。志那都比古神・志那都比売神は、風の神——帆をふくらませ、船を進める風だ。そこに中筒男神、住吉の海神の一柱が並ぶ。
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雲井宮郷造神社|国譲りの神々が一社に祀られる

ここは常陸国、鬼怒川と勤行(ごんぎょう)川が運んだ沖積の台地に開けた倉持の集落だ。周囲は田と森、社は木立に抱かれ、参道の先に朱の文字を残す石鳥居が立つ。社号標は「雲井宮郷造神社」と刻む。
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雲井宮郷造神社|国譲りの勝者と敗者が同じ屋根の下に

丘へ登る参道の入口に石の鳥居が立ち、その額は「雲井宮」、傍らの社号標は「雲井宮郷造神社」と刻む(看板)。GPSはここを茨城県筑西市倉持に置く。主祭神は武甕槌命(現地証言)。
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日枝神社(山王神社)|山王の名を負う丘

まず土地を読む。ここは筑西市山王堂、鬼怒川が関東平野へ抜けてゆく西縁の低い丘で、杉と竹が背後を覆い、石の明神鳥居が一基、参道を締めている。地名の「山王堂」そのものが、この社の来歴を告げている。