その他

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小田不動尊 磨崖不動明王立像|月を待つ女たちの、石に刻んだ記憶

筑波山地の南東、この斜面の途中——標高およそ四十二メートル、北と東が高く、南と西へ落ちていく段丘の肩に、苔と地衣に覆われた石仏・石塔が木漏れ日のなかに点々と立っている。社殿も鳥居もない。
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硯石|山水が石を穿つ、宝篋の峰の一里塚

まず土地を読む。ここは筑波の南、宝篋山(標高四六一メートル)へ登る山道のただ中と見てよい座標だ。木の道標に太く彫られた「硯石」の二字、その下に小さく読みを添える。
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作詞家 矢野亮先生 顕彰之碑|一千曲を紡いだ作詞家、生地に立つ碑

これは神を祀る場ではない。人ひとりの言葉を祀る碑だ。碑頭には山の稜線が刻まれ、その下に「作詞家 矢野亮先生 顕彰之碑」と黒く抜かれている。
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小舘音頭歌碑|唄い踊り継ぐ、里の音頭の碑

これは神でも仏でもなく、一つの唄をまつった碑だ。六角の御影石の柱に「小舘音頭歌碑」と大書され、頂には着物の女性が片手を挙げて踊る青銅像が立つ——盆踊りの一瞬をそのまま止めた姿である。