achoo

茨城県

新善光寺|念仏一遍、解意派を興した常陸の道場

まず土地から読む。ここは旧常陸国、鬼怒川と小貝川に挟まれた低い台地の縁で、水利は乏しくとも人と道が集まる要である。境内に立てば、路傍に整然と並ぶ「二十三夜塔」の群れ(画像5)がまず目を引く。
茨城県

正一位稲荷大明神|筑西の丘に鎮まる、稲の霊の朱

まず土地から読む。ここは筑西の松原、田の広がる低平地に、こんもりと盛り上がった一つの丘がある。まわりを稲田に囲まれ、水を引き、水を分ける平野のただ中に、この高まりだけが緑の芝を被って空へ突き出している。
茨城県

庚申塔|道端の庚申塔

まず土地を読む。ここは筑西の田の縁、稲が青く波打つ平地に、一本の農道が走る。その道端に、切妻を思わせる自然石が据えられ、太く「庚申」と刻まれている。神社の杜も、寺の甍もない。
茨城県

旧息栖神社跡(元息栖)|川の中州に立った、遷座前の水神の跡

まず土地を読む。ここは日川(にっかわ)、かつて川の中州か水辺だった低地だ。背後には太陽光パネルの並ぶ平坦地と煙突が見え、いかにも古い水の記憶を埋め立てた地形をしている。
茨城県

つくば道 解析

看板から読み取れるのはまず「道」であって「社」ではない。地形から入ろう。南に北条、そこから神郡、臼井を経て北へ、筑波山神社の門前へと一直線に上がってゆく参道——それが「つくば道」だ。
茨城県

安倍晴明生誕の地|陰陽師が架けた橋

まず土地を読む。ここは筑波山塊の北西、猫島と呼ばれる田の海のただ中だ。碑の傍らに立てば、目路の先に稲穂が波打ち、遠くに山影がかすむ。
茨城県

白山神社|白山神社、寺門前の丘に

まず土地から読む。ここは筑西の松原、鬼怒川の近い常陸の平野である。低い丘の裾に、瓦屋根を戴いた木造の小祠が一つ。
茨城県

晴明神社|陰陽師の伝説、五芒星宿る鎮守の杜

杉と篠竹に呑まれかけた丘の陰、木格子に囲われた小さな祠が一つ。扉は閉じられ、格子の奥に供物だけが静かに息づいている。ここは筑西市猫島——鬼怒川と小貝川が抱く常陸の低い台地で、水と田の間に人が暮らしを重ねてきた土地だ。
茨城県

長見山 妙法寺|筑西の里の法華の寺

まず土地を読む。ここは常陸の西縁、鬼怒川と小貝川が育てた筑西の平地、松原の一隅だ。舗装路の脇に「日蓮宗 長見山 妙法寺」と刻まれた寺号標が立ち、その奥に瓦屋根の本堂と、丁寧に刈り込まれた生垣、石灯籠、そして墓域が連なる。
茨城県

鷺島山西光寺|親鸞の東国布教が根を張る、念仏の寺

鬼怒川と小貝川が抱く常陸の平野、その低い丘に鷺島山西光寺は建つ。水に恵まれ、田も畑もよく実るこの土地は、古くから人の往来が絶えなかった。