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茨城県

鹿島神社|丘が御神体、その上に武神を迎えた北条の社

石段を上り切った先に、花崗岩の明神鳥居が一基、苔を帯びて立っている。笠木はゆるやかに反り、貫には注連縄が渡される。その奥、木立の影に沈むように、こけら葺きの小さな本殿がひとつ。
茨城県

縁結び社|一言の神の丘に、縁を切らさぬ梛の葉

杉の巨木が天を突く木立の縁、標高およそ二十四メートルの台地の肩に、この小さな社は据えられている。北も南も西も、三方が十メートル以上も落ちこむ高台の縁——人が古くから「境(さかい)」として選んだ地形だ。
茨城県

泉谷山 寳安土寺|筑波の麓、宿場の門に立つ鎮魂の碑

筑波山の南麓、北条という古い町のきわに、この寺は立っている。実測の標高はおよそ二十六メートル、南から西へかけてゆるやかに土地が下がり、北と東は山へ向かって高くなる——つまりここは、平野から山へ移り変わる段丘の途中に腰を据…
茨城県

旧息栖神社(元息栖)|水辺に祀られた、遷座の記憶

立っているのは、標高およそ三メートルの、起伏のない平らな地だ。背後にはソーラーパネルの列が陽を跳ね返し、少し先では工場の煙突が白い湯気を吐いている。
茨城県

多気太郎義幹之墓|常陸平氏の名君、頼朝に沈められた丘

筑波山地の南西、つくば市北条の町なかにこの石塔は立つ。実測では標高およそ二十三メートル、北・北東が五十メートル超へ高く、南・南西・西が十四メートルへと落ちる——山裾から平地へ移る段丘の縁、水の落ちていく方角に背を向けるよ…
茨城県

一言主神社|一言(ひとこと)の託宣、三岐の竹に宿る国譲りの神

緑青をまとった大屋根が森に沈むようにして建っている。ここは標高およそ十五メートル、実測では周囲より低く、谷底に近い低地だ。
茨城県

一言主神社|一言の託宣、葛城より東国へ

雨にぬれた御影の手水盤越しに、霊竹殿と金泥で記された扁額が灯る。硝子戸の奥で紙垂が白く揺れ、ガラスには背後の鎮守の森と、朱の社務所らしき建物が映り込む。
千葉県

雷神社|干拓の湖を見おろす丘、天神と雷神が重なる総鎮守

丘の縁に立つ。国土地理院の実測では、この地点は標高およそ五十五メートル、北へ回っても五十六、五十七と高台が続くが、南・南西・西・北西は一気に五メートルまで落ちる。つまりここは下総台地の南の端、切り立った崖の上だ。
茨城県

常願寺|雨ごいの阿弥陀、兵火をくぐった台地の祈り

常願寺は、関東平野のただなかにわずかに盛り上がった台地の縁に立つ。国土地理院の実測では、この地点の標高はおよそ二十九メートル。北や北東、西へ向かって地形は十メートル近くも下っていく。
茨城県

北条中台古墳群 第1号墳|筑波国造の記憶を抱く、巨石の玄室

標高およそ27メートル、北から北西にかけて三十メートルほどの高まりを背負い、南と西へ土地が落ちていく台地の縁に、この石室は裸のまま横たわっている。かつてここを覆っていた墳丘は、千四百年の雨と風にさらわれて消えた。

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