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静岡県

三嶋大社|国譲りに退いた神が、伊豆開拓の祖となる

三嶋の宮は、富士の火が生んだ水の上に立っている。実測の標高は約二十八メートル、北が高く南と西が低い段丘の途中——つまり富士の裾が伊豆の低地へ下ってゆく、その「段の肩」に社地がある。この水はただの立地ではない。
静岡県

三嶋大社|伊豆の火を鎮め、国を譲った神の一宮

雨あがりの参道に水たまりが光り、青銅に葺かれた緑青の屋根が低い空へせり上がる。ここは標高およそ二十七メートル、南と西へゆるやかに土地の落ちる台地の縁だ。
茨城県

鞍懸神社|台地の縁に福神を迎えた、蚕の里の杜

杉木立が天を塞ぎ、朱の屋根だけが森の奥で燃えている。国土地理院の標高はこの地点で約三十八メートル、北東・南・南西・西・北西の五方が三十メートル台から二十メートル台へと落ちていく——つまりここは、台地の縁、水の引いた高みで…
東京都

高尾山薬王院|百八の石を踏み、煩悩を越える天狗の山

杉の立ち並ぶ斜面の途中、標高およそ四百九十メートルの参道の肩に、この一画はある。北も東も谷に落ち、南西だけが高く立ち上がる——つまり、ここは山の背へと登り詰めていく「途中」だ。立ち止まる場所ではなく、越えていく場所。
東京都

高尾山薬王院(有喜寺)|霧に烏天狗が舞う、東国鎮護の護摩の山

霧が尾根を這い、杉と広葉樹の深い森が山肌を覆う。実測が告げるのは、この堂が標高およそ五二五メートル、西にさらに高い峰を背負い、北・東・南へと急に落ちていく斜面の途中に立つことだ。
東京都

大師堂|霊気満山、弘法の峰を守る四天王

霧が枝葉を濡らし、標高およそ五一七メートルの斜面の途中に、石段と社号標と灯籠が静かに並んでいる。西がさらに高く、北・東・南へと地が落ちていく——ここは山頂(五九九メートル)へ向かう参道の、ちょうど中腹にあたる。
東京都

高尾山のスギ並木|天狗の杉に護られた、薬王院への祈りの参道

標高およそ五一九メートル、斜面の途中に切られた参道を、巨杉が列をなして見下ろしている。北・東・南へと地が落ち、西と南西だけが競り上がる——つまりここは、山頂へ向かって登ってゆく者が、ひと息つく段のような場所だ。
東京都

修行大師堂|高尾の霊峰に祈る、杖を手にした大師の面影

杉木立に抱かれた標高およそ五一七メートルの斜面、西に向かって地が高く登り、ほかの方角へなだらかに落ちていく段丘の途中に、この小さな御堂は建つ。
東京都

愛染堂|煩悩を悟りへ染める、朱の縁結び

霧が梢を白く沈め、標高およそ五二五メートルの斜面の途中に、朱塗りの小さな御堂がうずくまっている。実測では西側が高く、北・東・南の三方へ地が落ちていく——ここは山頂へ続く参道の、ひと息つく段のような場所だ。
東京都

薬王院大師堂|焼失を越えて甦った、霊山の祈り

霧の立ちこめる杉木立のなかに、朱の堂がひとつ、斜面の途中に身を据えている。実測の標高はおよそ五二六メートル、西がさらに高く、北も東も南も足もとへ落ちていく——ここは頂ではなく、山がせり上がっていく「途上」だ。

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